帰省とは
私の実家は 大阪から遠く離れたところにある。
往復の新幹線代が馬鹿にならない距離だから夜行バスでの帰省が毎度脳裏によぎるのだけれど、それよりも何よりも早く帰りたくて毎回仕事が終わったその足で荷物をひっつかみ、新幹線に飛び乗ってしまう。
私の実家は、いわゆる過疎地域と呼ばれる山間部に位置している。
見渡す限り山、山、山。
聴こえるのは川の流れと、虫や小鳥の声だけである。
最寄りのコンビニまでは車で30分。村の8割がOver 60歳。車以外の交通手段は日に2度のバスのみ。とんでもねえ。
私はこの山の中へ小学1年生の時越してきた。
全校生徒28人の小さな小学校。クラスメイトは自分を含めてたったの4人。
都会から突然現れた私は永遠にその環境に受け入れられることも馴染むこともなく、
6年間の小学生時代 まるっと存在を無視されて過ごした。
(中学からはもう少し大きい学校に行ったこともあって友達できたけど。ふふ。)
私はこの場所が嫌で嫌で仕方がなくて、大学進学を機会に飛び出してきたクチだ。
刺激のない、穏やかすぎる大自然。
閉鎖的で、新しい文化を締め出すことに全力を尽くす隣人たち。
10年前の考え方が平気でスタンダードとなるこの場所から、逃げたくて逃げたくて仕方なかった。
今でも、この場所に戻って生きていくなんておぞましいと思っているけれど
夜行バスで消費する10時間が惜しくて仕方ない程度には 帰りたいと思う場所でもあるようで。
祖父母や親戚とはもはや修復不能なほどの溝を作り、
小学校区内の友人はゼロ。
盆と正月の親戚の集いが苦痛で仕方がないのに、1度も帰省をしなかったことが無い。
帰ってきても結婚の催促と親戚の嫌味を食らってすぐ大阪へとんぼ返りしたくなるのに
不思議なもんです。
ここがなくなってしまったら、私は途端に病んでしまうのではないかな。長期休暇のたび、帰ってきては変わらない環境に少し安堵し、大阪に留まる理由を再確認しているんだろうな。
私が都会で頑張れるのは、
きっとこの場所があるからなんだろうな。
明日また大阪に帰る。次はお正月かな。
もう少し次は、仕事の愚痴以外の両親に話してあげられるような何かを持ち帰ってあげられればいいな。
ごあいさつ
特に書きたいことがあるわけでもなかったのですが
ちゃんと自分の文章を作ることって
最近していないなあと。
はじめまして。大阪でしがない会社員をしています。
そろそろ転職を考えるお年頃。ふふ。
好きなものは
【音楽】邦ロック 洋楽(広く浅く)
BUMP OF CHICKENをこよなく愛しています。
【料理】特に特別なものを作るわけじゃない
【アニメやゲーム】初恋はセーラーウラヌス
【洋ドラ】The Mentalist と SUITS をNetflixでひたすら繰り返している
こんな感じです。ご覧の通り特に個性があるわけでもなんでも無いのですが
日記がてら 自分のために始めてみようかと
思いつきました
嫌いじゃないなあ、と思っていただいた方は
どうぞ宜しくお願いいたします。
何書こうかなあ。最初は好きなものの話とかでいいのかな。笑